無視されている古き友、寄生虫を思い出そう

1,980
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無視されている古き友、寄生虫を思い出そう
―大切な忘れ物の勉強―
木村英作著

●この1冊で寄生虫が「可愛く」見えてくること、
請け合い!? 
●ムシの視点で現代医学を見てみると…??
●ガンも、うつ病も、実は寄生虫と深い関係があった!! 
●最新医療トピックスから広がる「博士の妄想」とは??

長崎大学の熱帯医学研究は全国に誇るものだが、
その内容は一般の人にはあまり知られていない。
そこで「寄生虫」を入口にして、めくるめく不思議
ワールドをご案内しようというのが本書の狙いだ
(企画:長崎大学感染症研究出島特区)。
「寄生虫の面白さ」「ヒトとムシの助け合い」を、木村
博士が愛情たっぷりに図解きする。

(目次より)
第1章 小さな生物が人を含む大きな動物を操る!…10
第2章 トキソプラズマという原虫―宿主操作の天才!…19
第3章 寄生虫で癌が治る!…38
第4章 人の健康に対するエレガンス線虫の素晴らしい貢献…54
第5章 アレルギーと寄生虫…64
第6章 寄生虫と自己免疫疾患/精神疾患…77
第7章 寄生虫と腸内細菌そしてボルバキア…90
第8章 フィラリア感染のメリット…108

《著者紹介》 木村英作(きむら えいさく)
 長崎大学客員教授(熱帯医学・グローバルヘルス研究科)。
医療者のための寄生虫学の教科書づくりなどにも長く携わ
ってきた木村教授は、かつてWHO職員として天然痘撲滅
のためにエチオピアの山岳地帯を17か月間も歩き回った
という生粋のフィールドワーカー。
自称、寄生虫学界の「奇人・変人」。

定価(本体価格1800円+税)
判型:B5判 並製 138ページ
  ISBN978-4-88851-407-1 C0047
発行日2024年4月20日(初版)