情熱のフランス料理

情熱のフランス料理
アルチザンからアーティストへ！

ケン・ジェームス・ワタナベ著

定価：本体1800円＋税
​ISBN978-4-88851-354-8
2020年12月発行

日本を代表する一流フランス料理のシェフに
ながさきの食材を届けた男の物語。

黎明期のフレンチのシェフたちと食文化を語り、
意気投合して信頼を得た。
苦労してフランスで修業した時代から、成功を収めた
食文化の苦労人たちが語る。

<内容＞
第１部　長崎の食材とフレンチ
　　第1章　パトリック・テリアンとの出会い
　　　　　　―長崎魚市で食材発見
　　第2章　国際感覚は家族から
　　　　　　―フランス人妻と娘から異文化を習得
　　第3章　イメックス・ジャーナルの発刊
　　　　　　―25年で110号発行した情報誌
　　第4章　美食の世界の巨人たち―ジャック・ボリー、
　　　　　 井上旭、勝又登のカリスマ性

第2部　フレンチ黎明期のシェフたち
　　①シェ・イノ　井上旭、2代目古賀純二
　　②ラ・ロシェル　坂井宏行
　　③オーベルジュ・オー・ミラドー　勝又登
　　④ボルドー　大溝隆夫・隆智
　　⑤ラ・ブランシュ　田代和久
　　⑥ル・ジャルダン・デ・サブール　中澤敬二
　　⑦ヌキテパ　田辺年男
　　⑧ギンザ・トトキ　十時亨
　　⑨エディション・コウジ・シモムラ　下村浩司


【著者略歴】ケン・ジェームス・ワタナベ（本名：渡辺顕一朗）
　1948年長崎市生まれ。高校卒業後、米軍占領時代の沖縄にわたり
　ロックバンドを組み演奏活動。
　1971年長崎に戻り、船装品関係の会社に就職。
　1977年29歳でフランス人オディールと結婚。
　パトリック・テリアン氏と出会う。
　1981年フランス料理素材として長崎魚市の食材が認知され、
　会社「イメックス」設立。
　2010年62歳でイメックス商事を引退（後継者に譲る）
　2011年63歳でビストロ「ギャルソン・ケン」を開業、
　SNSで拡散して大繁盛。
　2016年交通事故で店を一時休店後、翌年売却。