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銀鱗 少年の日の海

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1,760(税込)
著者大久保克吉

銀 鱗 少年の日の海

大久保克吉 著

 

大人へと向かう少年の心の葛藤と成長のすべてがこの物語の中に込められている。

 

漁師にしか書けない漁師文学の登場です。

長崎県西海市の面高(おもだか)で寿司店を営む著者はプロの漁師でもあります。七十代半ばとなった今も面高の海で漁を続けています。

 

本著は漁師であり板前でもある一流の寿司職人が、冒険と挑戦に満ちた自らの人生をもとに書いた小説です。

著者に重なる少年数馬の成長の物語で、祖父千代吉と寝食を共にしながら、数馬は漁、家族、老い、そして社会を学んでいきます。

 

人に恵みを与える傍ら、時に牙をむく海、漁師と魚との真剣勝負、成長に伴う苦悩、世間との関わり、さらに葛藤を経た家族の深い愛情など多くの出来事が、青年期へ向かう数馬の心と身体を育んでいきます。

 

<目次>(カバー:赤間龍太、題字:ハシグチリンタロウ)

一 おもだか橋のうなぎ

二 数馬と洋平

三 絆―茂の涙―

四 漂流

五 奇跡のチロ

六 いくつかの場面

七 悲しみの海

八 それ行け航吉

九 星空の精霊船

 

定価(本体価格1600円+税)

判型:四六判 並製 280ページ 

ISBN978-4-88851-422-4

C0093

発行日2025315日(初版)

 

《著者略歴》大久保克吉(おおくぼ かつきち)

1948年長崎県西海市生まれ。長崎外国語短期大学卒業。東京YMCAホテル学校卒業。

東京銀座ほり川入社、アメリカ・ロサンゼルスほり川を経て、1979年ロサンゼルス郊外ウッドランドヒルズで独立開業。

1987年母の病気のため帰国後故郷で明治屋寿司を開店し現在に至る。

著書『西あがりの海』(文芸社、2009年)

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