永見徳太郎と長崎の近代

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浪漫の光芒―
永見徳太郎と長崎の近代
長崎県美術館編

<内容紹介>
・長崎県美術館で2023年10月14日から2024年
 1月8日まで展覧会開催
・「銅座の殿様」は傘鉾町人としてくんちを愛した
・芥川龍之介、竹久夢二らを長崎でもてなした文化人
・南蛮屏風など膨大なコレクションはなぜ売られたのか
・なぞの失踪、悲劇の人生はドラマ性に満ちている

◆目次
第一章 あつめる―南蛮美術の大コレクター
「銅座の殿様」が収集した南蛮美術品は神戸市立
博物館に所蔵されている。
その全貌がわかる展示を神戸市立博物館協力の
もとで、展開する。

第二章 つくる――アーティスト永見徳太郎
蒐集家とは別の顔をもつ創作活動をこなした徳太郎。
カメラを駆使し油絵も描き太平洋画会展覧会に出品する。

第三章 つなぐ――作家たちとの交流
芥川龍之介、谷崎潤一郎、菊池寛、市川猿之助、
前田青邨らの作家、演劇人らとの交流を物語る書簡
の紹介。

第四章 かたる――長崎の伝道者
多彩な文筆活動と著作の全貌を紹介。『印度旅日記』、
『阿蘭陀の花』、『南蛮長草』、『長崎の美術史』などを
書いた美術史家のパイオニア。

巻末資料
・永見徳太郎年譜 ・永見徳太郎自筆 ・談話・書誌
・主要参考文献一覧 ・作品リスト

  定価(本体2700円+税)
B5判 フルカラー 218頁 並製
ISBN978−4−88851―395−1 C0070
発売:2023年10月14日