リンガー家秘録 1868-1940
長崎居留地資料で明かすホーム・リンガー商会の盛衰記
(Holme, Ringer&Company, The Rise and Fall of a British Enterprise in Japan
1868-1940)
ブライアン・バークガフニ著
日本語訳:大海バークガフニ
《主な内容》(目次)
第1章 旅の始まり…イギリス、中国、そして日本
グラバー商会の茶検査官として来日
第2章 ホーム・リンガー商会の設立
ボートレース「長崎レガッタ」での活躍
第3章 リンガー家の人びと―●再婚のカロリーナとの結婚と新生活
第4章 長崎の経済成長―倉場富三郎の帰郷と長崎のインフラ整備
第5章 ナガサキ・ホテル―長崎港に威容を現した豪華ホテルの明暗
第6章 近代捕鯨・漁業―近代捕鯨とトロール船を導入して繁栄
第7章 瓜生商会と下関―-下関の藤原義江記念館と紅葉館
第8章 第2世代―後継者たち―リンガー父娘の決裂と予言の的中
第9章 繁栄の大正期・変化の昭和期
上海航路就航でホテル・ナガサキ復活
第10章 戦争の暗い影 ―戦艦武蔵の進水と戦時体制
第11章 国破れて山河あり ―連合軍の長崎進駐と東京裁判
〈著者〉ブライアン・バークガフニ (Brian Burke-Gaffney)
昭和25年(1950)カナダ生まれ。昭和47年(1972)来日。
昭和48年(1973)臨済宗入門得度、同57年まで禅修行。
昭和57年(1982)長崎市へ移住。平成4年(1992)長崎県民栄誉賞(外国人初)。
平成8年(1996)長崎総合科学大学教授就任、現在に至る。
グラバー園名誉園長、長崎国際文化協会顧問。
■A5判 上製本フルカラー ■定価2400円(税別)
■ISBN978-4-88851-215-2 C0021